海陽亭の四季・冬

海陽亭の四季

季節ごとの海陽亭の姿をご紹介する「海陽亭の四季」シリーズ
今回は雪化粧が施された冬の海陽亭の姿をご紹介致します。

本格的な冬の到来

降り積もる雪が街を覆い尽くして、小樽に本格的な冬が到来しました。
ほんの一ヶ月前までは色鮮やかな紅葉に彩られていた海陽亭も、今では白いベールを纏いひっそりとたたずみながら春の訪れを待っています。



雪が生み出すコントラスト

空から見ると真っ白に見える雪のある冬ですが、わたしたちの目線からは建物がいつもよりもはっきりと見えます。
海陽亭の建物も白で囲まれ、雪の反射もあいまってくっきりと影絵のように浮かび上っており、
その佇まいからは「北海道最古の料亭」という長い歴史が作り上げてきた荘厳さがより強く感じられます。

また、この季節は音のコントラストも楽しむことができます。
気温が低いと音が遠くまで届くため、堺町通りの賑わいや臨港線を行き交う車の音がいつもより聞こえてきます。
海陽亭の建物を見上げながら坂を登っていくと、遠くから聞こえる音のほか、雪を踏みしめる度に鳴る「ぎゅ、ぎゅ」という音が印象的です。
小高い丘の上で感じるその静けさとの対比は、冬の海陽亭ならではの体験です。

雪のコントラストが、小樽の四季を視覚的にも、体験的にも豊かに演出してくれています。


小樽では11月に初雪が降り、4月まで雪は残ります。
わたしたちは一年のおよそ半分を雪と過ごす生活を送っています。

大雪が降って人々が雪かきに出てくると、普段あまり見かけない人たちの顔を見ることができて、
なんだかホッとする気持ちになります。
雪のある冬は寒く過酷ですが、それゆえに「あたたかさ」や「ありがたみ」、そして自分自身の存在や、
他者との「つながり」を強く感じることができるのではないでしょうか。

煩わしくもあり、美しくもある小樽の冬。
せめてわたしたちは雪と共にある豊かさを大切にしていけたらと思います。

四季折々の海陽亭の姿をご紹介する「海陽亭の四季」シリーズ。
次回は春の海陽亭を取り上げる予定です。

関連記事

  1. 海陽亭の四季・秋

PAGE TOP